ニュースリリース

2021年度事業報告

2022・05・10

2021年度事業報告
自2021年4月1日~至2022年3月31日

 2020年1月に国内初の新型コロナウイルスの感染者が確認されてから、3年目の春を迎えました。その間、「非常事態宣言」や「まん延防止等重点措置」が数回発出され、今も「第6波」の中にいます。これからも「第7波」「第8波」が来ることが予測されます。このような状況下で昨年7月末に国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の総会がオンラインで開催され、異常気象が人間活動による温暖化に起因していることに「疑う余地がない」とする見解が示されました。また、10月末のCOP26では、産業革命からの気温上昇幅を2℃よりも1.5℃以下に抑える努力を追求すると明記されました。すでに1℃以上気温が上昇してしまった現状からは思い切った対応が求められます。

昨年度に続き今年度も活動の一部が自粛を余儀なくされました。第9回定時総会は新型コロナウイルス蔓延防止の観点から、ご来賓を招待せず、会員出席者数を減らして規模縮小の開催とさせていただきました。資格取得講習や更新講習につきましては、感染予防対策を徹底し、また人数制限を設けて実施しました。
6月のRRC冷媒回収技術者講習には、昨年同様他県からの参加を含め30名の受講者がおりました。冷媒フロン類取扱技術者の更新講習会は、9月に昨年同様郡山・いわき・福島と会場を分散して開催し、2月には郡山で2回目を開催して、延べ106名が更新をしました。冷媒フロン類取扱技術者講習は第一種、第二種とも10月に開催しました。さらに昨年は中止とした1・2級冷凍空気調和機器施工技能士試験直前講習会を今年は開催いたしました。また3月には「銅管フレア加工・ろう付技術講習会」を開催しました。技術研修会は中止となりましたが、その他の事業については満足のいく結果ではありませんが、コロナ禍の中、できる限りの対応をいたしました。当工業会のホームページも更に内容を刷新し、案内やニュースをより早くリリースできるようになりました。
2020年4月に改正フロン排出抑制法が施行されました。ユーザーによる機器の廃棄時のフロン類の回収が確実に行われる仕組みが作られましたが、まだまだ周知徹底がなされておりません。令和2年度のフロン類の回収率は約41%と推計されてますが、まだまだ低い回収率です。当工業会も、会員企業の皆さまと関連団体の方々と協力しながら法を遵守し、「フロン類の正しい運用と適正な処理をする」という活動に力を注いでいきたいと思います。また、技術者の育成にも力を入れてゆく所存ですので、会員企業の皆さまの多大なるご支援・ご協力をお願いいたします。

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