理事長あいさつ
ご挨拶
この度一般社団法人福島県冷凍空調設備工業会の理事長という大役を拝命しました笠 雅樹です。
福島県冷凍空調設備工業会は、1967年(昭和42年)5月10日に福島県冷凍業協会の名で、会員企業45社でスタート致しました。以来冷凍・空調業界の発展に寄与し、1979年(昭和54年)に公益法人として社団法人福島県冷凍空調設備工業会が発足し、2013年(平成25年)に現在の一般社団法人福島県冷凍空調設備工業会に移行し、現在に至っております。長きにわたり工業会の運営を支えて下さいました歴代の理事長の皆様、歴代の役員の皆様並びに工業会の活動に多大なご協力を賜りました会員の皆様に、改めて感謝と御礼申し上げます。また、常日頃ご指導、ご支援を頂いております関係諸官庁、関係団体の皆様にも厚く御礼申し上げます。
近年、地球温暖化の影響で海水温の上昇、ゲリラ豪雨、猛暑日の増加が顕著です。
温室効果ガス排出量の増加が原因のひとつと考えられています。
日常フロンガスを取扱う当協会として、温室効果ガス排出量の抑制を進めて参ります。 令和2年4月1日に施行された「改正フロン排出抑制法」により、設備を所有する管理者の取組として
・管理する第一種特定製品の設置環境、使用環境の維持保全
・簡易点検、定期点検
・漏洩や故障等が確認された場合の修理を行うまでのフロン類の充填の原則禁止
・点検、整備の記録作成、保存
が義務付けられています。
また、特定解体元請業者、第一種フロン類充填回収業者の取組などが法律で義務付けされました。
この法律の周知徹底を図るべく、当工業会も法説明会を年に1回開催しこれからも法の遵守に向けての広報活動や周知啓発に努めて行きたいと思っております。
技術者の養成には冷媒フロン類取扱技術者講習会を第一種、第二種とも年に一度開催し、充填、回収だけではなく新規設置や更新工事時の冷媒配管漏洩を防ぐため銅管フレア加工・ろう付技術講習会を開催しております。また、近年の温暖化の影響で建屋天井裏の温度上昇の影響での結露対策の講習会など一般社団法人福島県フロン回収事業協会と連携しながら推し進めている処であります。また、「高圧ガス保安法」についても、安全の確保と周知啓発が求められています。
このように今まで以上に工業会の社会的責任は増え、更には工業会の地位向上を図る良い機会だと思っております。
積極的に事業を展開して技術の向上を図り、空調・冷熱業界を通して社会に貢献して行きたいと思います。
結びになりますが、会員の皆様並びに関係諸官庁、関係団体の皆様には、これまで以上のご支援・ご協力を賜りたく、切にお願いを申し上げまして、挨拶に代えさせていただきます。
一般社団法人福島県冷凍空調設備工業会
代表理事 笠 雅樹
大栄コールドチェーン株式会社 代表取締役