ニュースリリース

令和6年 年頭所感

2024・01・01
 令和6年の年頭にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
昨年の6~10月の気温は5か月連続で観測史上最高を記録し、特に7月は「最も暑い月」となりました。福島県でも8月に伊達市梁川で40.0度を観測し、県として初めて40.0度を観測しました。
 世界各地では山火事や洪水などが相次ぎ、地球温暖化の影響が指摘されております。
 また、海面水温は大幅に上昇し、氷河や氷床が解け海面の上昇が加速しています。
 このような状況下で地球温暖化の一要因であります温室効果ガスの削減が叫ばれています。
 冷凍空調設備業界としては、2050年カーボンニュートラルに向け地球温暖化係数の高いフロンの排出削減に取り組んでおります。
 機器廃棄時のフロン回収が確実に行われるために、令和元年に改正フロン排出抑制法が施行されました。
 ユーザーによる機器の廃棄時のフロン類の回収が確実に行われる仕組みが作られましたが、まだまだ周知徹底がなされていない状況です。
 また、フロンの供給量は大きく削減されておりますので、これからはリサイクル(再生)を考えていかなければなりません。当工業会では「漏れない・漏らさない」施工技術の向上のために「銅管ろう付・フレア加工施工技術講習会」を毎年3月に開催しております。

 これからも会員企業の皆さまと関連団体の方々と協力しながら法を遵守し、「フロン類の正しい運用と適正な処理をする」という活動に注力して行きたい所存です。。また、高圧ガス保安法に基づく安全性の確保と周知・啓発も併せて推進していきたいと思います。

令和6年 年頭所感
(一社)福島県冷凍空調設備工業会
代表理事 古川敏博

◀ 戻る