ニュースリリース

2022年度事業報告

2023・06・15

2022年度事業報告
自2022年4月1日~至2023年3月31日

Ⅰ. 概況
昨年を振り返りますと、2月にロシアによるウクライナ侵攻が始まり、それを発端にエネルギーや原材料の不足を招きました。更には物価上昇が一気に加速し、10月には1ドル150円台になるなど歴史的な円安に直面しました。物価上昇は年が明けても続いています。また、安倍晋三元首相が銃撃され亡くなるなど痛ましい事件も発生しました。新型コロナウイルス感染拡大も第7波、第8波とまだまだ収束はしませんが、令和5年3月13日からマスクの着用は個人の判断が基本となり、5月からは第5類感染症に引下げになるなど「ウィズコロナ」社会に移行し、経済活動を優先する動きが高まっています。

当工業会も感染防止対策を講じながら、各々事業を推し進めてまいりました。総会は会員の安全を最優先に考慮し、規模を縮小しての開催となりました。
6月のRRC冷媒回収技術者講習には他県からの参加を含め17名の受講がありました。10月には冷媒フロン類取扱技術者講習を第一種15名、第二種33名で開催しました。さらに更新講習会は9月に17名、翌年2月には11名で開催をしましたが、受講者の減少に直面しました。日設連の技術向上支援事業である「銅管フレア加工・ろう付施工技術講習会」は、年明けの2月に初めてとなる県立テクノアカデミー会津校の先生・生徒22名を対象に開催し、さらに3月には中堅技能者、東京電力関連会社を対象に2回目の開催をしました。この事業は「冷媒漏えい防止」という観点からも継続していく所存です。また、ホームページもさらに内容を刷新し、新着ニュースをより早くリリースできるようになりました。先進技術研修会も3年ぶりに(一社)福島県フロン回収事業協会と共催することができ、研修と共に会員同士の親睦を深めることができました。

12月から2月にかけて福島県主催、フロン回収事業協会が受託し行われた「フロンの適正な管理に関する説明会」におけるアンケート結果で、フロン排出抑制法の周知に対し「名前を聞いたことがある」「知らなかった」との回答も有り、まだまだ法の周知・啓発が足りないと感じました。当工業会も、会員企業の皆さま、関連団体の方々と協力しながら法を遵守し、「フロン類の正しい運用と適正な処理をする」という活動に力を注いでいきたいと思います。また、高圧ガス保安法に基づく安全性の確保と周知・啓発を始め、技術者の育成にも力を入れてゆく所存ですので、会員企業の皆さまの多大なるご支援・ご協力をお願いいたします。

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